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ワールド大阪ロータリーEクラブ
会長 辻江 正清(不動産管理業)
ロータリアンの皆様いかがお過ごしでしょうか?
12月になり世間がわただしくなってまいりました。
12月7日の9時から地域貢献としてやっております、靭公園のごみ拾いに参加してまいりました。
ワールド大阪ロータリーEクラブ会員7名と有志1名計8名で清掃活動をしてまいりました。
その時に、フランス人の子供を連れておられた方が(私のパパもロータリアン)と言っておられ
何かの繋がりを感じさzせられました。
午後からは、ワールド大阪ロータリーEクラブが長年協賛しております、2024年度少林寺拳法関西学生新人大会の
開会式に参加してまいりました。 学生たちの熱い戦いを見て感動し、クラブ活動をしていたころを思い出しました。
さて今回は、1996年にユネスコ世界遺産に登録された厳島神社を紹介したいと思います。
厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、日本の広島県にある、世界遺産にも登録された神社で、特にその美しい景観で知られています。この神社は、厳島(現在の宮島)に位置し、海上に浮かぶように建てられた本殿が特徴的です。厳島神社は、日本の神道の神社で、主に海の神「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」を祀っています。
1. 歴史と起源
厳島神社の起源は、6世紀にさかのぼるとされており、最初は小さな祭祀場として設立されました。その後、平安時代には、宮島が神聖な場所として重要視され、神社も次第に拡大されました。平清盛(たいらのきよもり)が12世紀に大規模な修復を行い、現在の壮麗な本殿や舞台が整えられました。
2. 建築と特徴
厳島神社は、その建築様式が非常に特徴的で、海の上に立つ「海上の神社」として知られています。本殿、拝殿、舞台、鳥居などが海に面しており、特に干潮時に歩いてアクセスできることが有名です。大鳥居は海の中に立っており、特に潮が満ちた時には、まるで鳥居が浮かんでいるように見えるため、幻想的な風景が広がります。
本殿は「平安時代の神社建築」の代表例として、国宝にも指定されています。建築様式は「寝殿造り」に近い形で、赤い色の柱と白い屋根が特徴的です。
3. 世界遺産登録
厳島神社は1996年に、宮島の文化財群とともに「厳島(宮島)」としてユネスコの世界遺産に登録されました。この登録には、厳島神社だけでなく、周辺の自然景観やその他の歴史的建造物が含まれています。特に、厳島神社が持つ歴史的価値や美しい景観が評価されています。
4. 神社の祭り
厳島神社では、いくつかの伝統的な祭りが行われています。その中でも有名なのは、「厳島神社大祭」(厳島祭)で、毎年6月に行われるこの祭りでは、神輿が海を渡る儀式が行われ、多くの観光客が訪れます。また、春と秋の季節には多くの行事や催し物も開催され、神社の神聖さとともに地元の文化を感じることができます。
5. 観光スポットとしての厳島神社
厳島神社は、その美しい景観とともに、観光地としても非常に人気があります。宮島には、厳島神社以外にも多くの観光名所があり、例えば「弥山(みせん)」という山の頂上からの眺望も素晴らしいです。また、宮島には鹿が自由に歩いているため、その光景もまた観光の魅力の一つとなっています。
厳島神社はその宗教的な意義に加え、自然と建築が一体となった美しい景観が魅力的であり、訪れる人々に深い感動を与える場所です。


ワールド大阪ロータリーEクラブ
SAA
角谷 智志(保険業)
SAAより、ワールド大阪ロータリーEクラブ第636回例会の出席報告をさせて頂きます。■会員総数:25名
■今週の出席:25名
■今週の出席率:100%
以上です。
幹事報告
ワールド大阪ロータリーEクラブ
幹事
小田 健二(求人広告業)
・各位メッセージボードをご確認ください。


ワールド大阪ロータリーEクラブ
会計
佐藤 猛(保険乗り合い代理店業)
ロータリアンの皆様こんにちは。
本日の卓話では、娘の死に直面したあるお母さんが失意の中に見出した自分の生き方とその素晴らしい活動についてご紹介させていただきます。
是非ご一読いただけますようお願い致します。
小児がんで娘を亡くし「どう生きていけば」…喪失感の中、見つけた生きがいは菓子作りだった 「同じ患者たちの支援に」売り上げを寄付し、絵本を出版。母は子を想い今日もシフォンケーキを焼く
菓子作りを通して笑顔を取り戻した経験を絵本にした荒田由香さん。巻末には成長した歩佳さんが弟と一緒にシフォンケーキを食べる姿(後方)が描かれる=岐阜県高山市
山々に囲まれた岐阜県高山市の住宅街の一角で、荒田由香さん(48)はシフォンケーキ屋を営んでいる。地元の米粉や卵、飛騨牛乳と、産地にこだわった素材で焼き上げたケーキが並ぶ店内には、甘い香りが漂う。
店の壁には、高校の制服姿の女の子が弟と笑顔でシフォンケーキをほおばる絵が飾られている。この女の子は、荒田さんの娘の歩佳(ほのか)さん。小学6年、12歳だった2015年8月に、血液のがんの一種、急性リンパ白血病で亡くなった。
娘を失った後、どう生きていけば良いかわからなくなった。長く深い喪失感の中、生きがいとなったのが、好きな菓子作りだった。ケーキ作りを通じて小児がん患者を支援したいと、売り上げの一部を支援団体に寄付するように。今年は自身の経験を絵本にして出版した。2022年冬に開いた店の名前は「思歩音(しふぉん)」。歩佳さんを、いつまでも想い続けている。(共同通信=村社菜々子)
▽発症、がむしゃらな看病の日々
荒田歩佳さん(由香さん提供)
2012年の2月、小学3年だった歩佳さんは急性リンパ性白血病を発症し、名古屋市の病院に10カ月間入院した。由香さんは月5万円を超える部屋を借り、寝泊まりしながら付きっきりで看病した。「毎日がむしゃらだった」と振り返る。
退院後は半年間、通院を続けた。岐阜県高山市から名古屋市まで150キロ以上、高速道路を使って月に1度、家族そろって通った。骨髄移植のドナーの適性を測るため、「HLA」と呼ばれる白血球の型を見る検査も受けたが適合せず、骨髄バンクでドナーを見つけた。
2013年10月、名古屋市の病院で骨髄移植を受けた歩佳さんは、自宅療養と通院を経て、翌14年2月ごろからは地元の小学校に通えるほどに回復した。ボブヘアのウィッグをかぶった娘を車で送迎する毎日。初めは1時間だけ、午前中だけだった登校時間が次第に延び、1日中、学校にいられる日も増えた。9月末の運動会ではリレーにも出場した。しかし、穏やかな時間は長くは続かなかった。
▽再発、当たり前の日常を送った後に
荒田歩佳さん=2014年夏ごろ(由香さん提供)
風が冷たくなり始めた秋頃、歩佳さんが突然肺が痛いと訴えた。近くの病院を受診すると肺炎の可能性があると言われ、血液検査で小児がんの再発が判明した。「つらい時期を乗り越えれば、あの平和な日々が戻ってくると思っていたのに」。なぜ娘にばかり試練を与えるのかという怒り、治療が報われないことへのむなしさ、再治療を始めて生じる娘への副作用の恐怖…。「初めてがんが発覚したときよりもショックは大きかった」。打ちのめされたまま、名古屋での治療に再び付き添う生活が始まった。
抗がん剤治療の副作用で体調を崩し、集中治療室(ICU)に移動した時に「お母さんはどこで寝るの」と心配し続けた歩佳さんの姿が今でも忘れられない。もう一度骨髄移植を考えたが、副作用で苦しむ娘を前にその決断はできなかった。
弟と一緒に写る荒田歩佳さん=2014年9月(由香さん提供)
ICUを出たのは年が明けた後だった。楽しい記憶をできるだけ多くつくるために病院外で過ごす時間を増やそうと、治療方針を変更した。東京ディズニーランドへ出かけるなど思い出作りのさなか、免疫力低下による感染症防止のために、とにかく消毒作業とマスクの着用が欠かせなかった。
「今はコロナ禍の影響で当たり前に思うけど、当時は消毒液が置いてある店の方が珍しかった」
卵が好きな歩佳さんは、自宅で卵焼きをよく作っては食べていた。家族一緒に食事をして同じ部屋で眠る、ごく当たり前の日常を送った。
歩佳さんは2015年の8月28日、父母に見守られ亡くなった。由香さんは現実が受け入れられず、時間だけが過ぎていった。
▽スーパーでふと目にしたシール
シフォンケーキを作る荒田由香さん=岐阜県高山市
「自分はどう生きていたいんだろう」。頭の中から問いが離れなかった。ある日、スーパーで手に取ったバナナに貼られたシールに目が止まった。金色のリボンのイラストとともに、小児がんの治療研究への助成などを行うNPO法人「ゴールドリボン・ネットワーク」の支援としてバナナの購入費が充てられるとの説明があった。「こんな支援方法があるんだ」。なんとなく、頭の片隅にひっかかった。
2020年の冬、ネコカフェの運営を企画する知人に「なにかやってみないか」と誘われ、空いたキッチンスペースを貸し出された。思い立った由香さんは好きだったシフォンケーキを焼いた。次第に調理にのめり込むようになり、材料や配合量にこだわったオリジナルのシフォンケーキを作り続けた。2022年の冬、自宅のデッキを増築し、娘の名前にちなんで「思歩音」と名付けた店を開店した。
店を始めてしばらくしたころ、バナナのパッケージにあったシールを思い出した。「私にもできることがあった」。シフォンケーキをゴールドリボン・ネットワークの提携商品として登録・販売し、売上金の一部を寄付するようにした。次第に小児がん患者のために、他にも何かできないか前向きに考えるようになっていた。
▽成長した娘は、シフォンケーキをほおばる
完成した絵本「シフォンケーキのしふぉんくん」
いつものようにケーキを焼いていたある日、ふと絵本制作を思い立った。「自分がいなくなった後も小児がん支援の輪を広めたい」。制作費用を集めようとクラウドファンディングを2024年5月から始めた。設定した締め切り日は、娘が生きていれば21歳を迎えるはずだった6月25日。目標額の100万円の2倍超に当たる230万8千円が集まった。
家族の体験を基に作成した絵本のタイトルは「シフォンケーキのしふぉんくん―ずっとそばにいるよ」。シフォンケーキから生まれたキャラクター「しふぉんくん」が主人公で、由香さんを見守るストーリーになっている。あとがきで、小児がんの子どもたちを支援したいとの思いや、ケーキ作りで少しずつ自分の気持ちが和らぎ、自身のグリーフケアにつながったことなどをつづった。巻末には、店に飾っているものと同じ、成長した歩佳さんが弟と一緒にシフォンケーキをほおばる絵を載せた。
絵本は9月20日に1000冊完成した。支援者に届けるほか、地元出版社を通じてオンラインでの販売も予定し、売り上げの一部はゴールドリボン・ネットワークに寄付するとしている。由香さんは「娘や私の人生を描いた絵本を残すことが、誰かの支援につながったらありがたい」とはにかみ、これからもシフォンケーキを焼き続ける。
▽見えざる負担
国立成育医療研究センターの松本公一(まつもと・きみかず)・小児がんセンター長によると、小児がん治療の費用負担には「小児慢性特定疾病医療費助成制度」という名称の支援制度がある。ただ、ドナー適合者を見つけるための検査代だけでなく、遠方の病院に通う場合はその移動費や滞在費、また、患者にきょうだいがいれば、保護者が看病にかかりっきりになっている間の面倒を見てもらうための費用など、治療費以外の見えざる負担がかかるという。
ゴールドリボン・ネットワークでは、小児がん治療のための研究費助成や、入院治療に伴う交通費などの補助も設けている。同ネットワークの担当者は「より多くの人に、小児がんに関心を持ってもらいたい。また、当事者やその家族たちにも、多様な支援方法があることを伝えたい」と話している。
© 一般社団法人共同通信社
私には偶然にも亡くなられた娘さんと同じ年の娘がいます。
私自身同じ境遇に立たされたことはありませんが、彼女の気持ちを考えてみた時に筆
舌に尽くしがたいものであることは間違いないと感じました。
そんな失意を乗り越え前向きに生き、自分以外の苦しんでいる誰かのために行動を起
こせるその強さに感銘を受ける一方、今の自分の至らない点を痛感させられた気がし
ました。
私もロータリアンの一人としてその精神に乗っ取り、自分や家族以外の人々のために
正しい行動を起こせる強い人間を目指して精進させていただいと強く感じました。
さて今週の一曲はBette Midlerさんの「Wind Beneath My Wings」 をお届けします。
この曲は、愛する人の支えやその存在の尊さを感じさせる内容で、深い感謝と愛情を表現しています。
娘さんとのつながりや思い出を振り返りながら、前に進むお母さんの姿に重なるでしょう。

