ゲストさん、ようこそ! (当クラブ会員の方はログインしてください)






ワールド大阪ロータリーEクラブ
会長 辻江 正清(不動産管理業)
ロータリアンの皆様いかがお過ごしでしょうか?
10日の土曜日には、靭公園の清掃に9名の方が産していただきうれしく思います。
また一般の参加者も来ていただきうれしい限りです。
今週の土曜日と日曜日に靭公園のバラ祭で、ワールド大阪ロータリーEクラブ活動を見て頂く為に
イベントブースを出展いたしますので、是非とも足を運んでいただければ幸いです。
さて今回は、ユネスコの無形文化遺産に登録されている能楽【能・狂言】に関してお話していきたいと思います。
日本の伝統芸能の一つであり、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている「能楽(のうがく)」について、詳しくご紹介します。
🏯 能楽とは?
**能楽(のうがく)**は、室町時代に大成された日本の古典芸能で、「能(のう)」と「狂言(きょうげん)」の2つから構成されています。
- 能(能楽の中心):
- 歌・舞・演技を組み合わせた厳粛で神秘的な劇。夢幻的な世界や幽玄の美が重視され、神話・歴史・仏教説話などを題材とします。
- 代表作には『羽衣』『葵上』『道成寺』など。
- 狂言(能の合間の喜劇):
- セリフ中心の滑稽な劇で、庶民の日常生活や人間の弱さをユーモラスに描きます。能と対照的に、リラックスして楽しめる部分。
🌍 ユネスコ無形文化遺産への登録
- 登録年:2008年(平成20年)
- 登録名称:能楽(Nôgaku Theatre)
- 登録理由:
- 能楽は、600年以上の歴史を持ち、日本独自の美意識や精神文化を象徴する舞台芸術であること。世代を超えて受け継がれ、今も多くの演者や観客に支えられている点が評価されました。
🌀 能の特徴
- シテ(主人公)とワキ(脇役)、地謡(コーラス)、囃子方(演奏者)で構成。
- 面(能面)を着用して演じられる。
- 「幽玄(ゆうげん)」と呼ばれる静かな美しさが重視される。
- 舞台はシンプルで、背景には松の絵が描かれているのが特徴。
📍 現在の能楽
現在でも京都、東京、金沢などを中心に能楽堂で定期的に上演されています。また、若手演者や外国人研究者も増えており、国内外で関心が高まっています。


ワールド大阪ロータリーEクラブ
SAA
角谷 智志(保険業)
SAAより、ワールド大阪ロータリーEクラブ第658回例会の出席報告をさせて頂きます。■会員総数:26名
■今週の出席:26名
■今週の出席率:100%
以上です。
幹事報告
ワールド大阪ロータリーEクラブ
幹事
小田 健二(求人広告業)
・各位メッセージボードをご確認ください。


ワールド大阪ロータリーEクラブ?
村田 武志(コーチ)
皆さま、本日はこのような貴重な機会をいただき、ありがとうございます。
私、村田武志と申します。現役時代は「華王錦」の四股名で土俵に上がっておりました。引退後は、田子ノ浦部屋で後進の指導にあたっております。
私は今、若い力士たちと日々向き合う中で、「きっかけ」や「憧れ」がいかに人を動かすかという場面を多く見てきました。
今日はそんな「きっかけ」が人生を変える力になる――そんなことを感じさせてくれる記事をご紹介したいと思います。
フィギュアスケート界で長年親しまれてきたアイスショー「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」、通称「名フェス」。そこに登場する“小さなスケーターたち”の姿から、多くのことを感じました。
4年ぶりに「花束スケーター」を復活させた理由とは? 人生変えるトップ選手との出会いも…アイスショー「名フェス」で
「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」のフィナーレで観客の声援に応える浅田真央(中央)ら=2012年1月、名古屋市ガイシプラザ
フィギュアスケートの演技の合間に、リンクに投げ込まれた選手へのプレゼントや花束を回収する小さなスケーターたちがいる。「花束スケーター」、「フラワースケーター(フラワーガール)」などと呼ばれ、トップ選手には経験者も多い。だが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、日本のほとんどの会場では花束の投げ込みが禁止となり、こうしたスケーターたちも姿を消した。今年1月に開かれたアイスショー「名古屋フィギュアスケートフェスティバル(名フェス)」では、4年ぶりに花束スケーターを復活。そこには、どんな思いが込められていたのか。選手や関係者に話を聞いた。(共同通信=品川絵里)
名古屋フィギュアスケートフェスティバルで演技する中村俊介=2025年1月、名古屋市、日本ガイシアリーナ
▽憧れの選手と同じ時間、空間を共有し、スケートにのめり込むように
昨季の全日本ジュニア王者、中村俊介(19)=木下アカデミー=にとって、人生を変えた出会いがある。11年前の2014年4月。地元、名古屋市ガイシプラザで開催された第11回の名フェスで、当時小学3年生だった中村は「花束スケーター」を務めた。
リンクに投げ込まれた花やプレゼントを拾い集める役割で、スポットライトを浴びることはない。それでも、憧れの選手と同じ時間、空間を共有できる機会に胸は躍った。
「名フェス」で場内を一周する(手前から)坂本花織、紀平梨花ら=2019年1月、名古屋市ガイシプラザ
そんな興奮は、出演者と一緒にリンクを1周するフィナーレで最高潮に達する。手をつないでくれた人こそ、わずか1カ月半前にソチ冬季五輪で金メダルに輝いた羽生結弦だった。
19歳にしてフィギュアスケートでアジア人初の五輪制覇を成し遂げ、翌月の世界選手権も初制覇した時の人は、まだ無名だった中村にも優しく接してくれたという。「そこから羽生選手にすごい憧れた」。目の色を変えて、スケートにのめり込むようになった。
2014年4月の名古屋フィギュアスケートフェスティバルで演技する羽生結弦=名古屋市ガイシプラザ
▽原点は2003年 きっかけは安藤美姫、浅田真央ら新星誕生
「名フェス」の原点は2003年の春にさかのぼる。このシーズン、まだジュニアだった安藤美姫が女子で史上初の4回転ジャンプ(サルコー)成功を果たして話題となった。小学6年生だった浅田真央は全日本選手権で大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に加え、3連続3回転ジャンプの離れ業で観客の度肝を抜いた。かつて、伊藤みどりや小岩井久美子を輩出した愛知県から、続々と新星が誕生し始めていた。
将来有望な選手たちに、地元で演技を披露してもらう機会をつくりたい―。愛知県スケート連盟や、名古屋市に本社を置く中日新聞社ら関係者の熱意は形になる。2003年4月。「跳べ!氷上の華たち フィギュア王国・名古屋から世界へ」と題したアイスショーが開催され、安藤や浅田舞と真央の姉妹、中野友加里、小塚崇彦、後にペアで世界チャンピオンとなる木原龍一ら同県出身のスケーターが勢ぞろいした。会場は約3000人の観衆で熱を帯びた。
運営に携わってきた愛知県スケート連盟の久野千嘉子フィギュア委員長は当時をこう振り返る。
「名フェス」で観客の声援に応える(左から)村上佳菜子、浅田真央、織田信成、安藤美姫=2011年1月、名古屋市ガイシプラザ
「名古屋の選手が、その頃から世界に出て活躍し始めた。大会が名古屋で開催されることもほとんどなかったので、そういう選手たちの活躍の場を提供したいな、と。世界に出るきっかけになればいいな、と思い始めてスタートした」
2004年から県外のスケーターにも門戸を広げ「第1回名古屋フィギュアスケートフェスティバル」の実現に至る。以来、毎年恒例のイベントとなり、今年1月4日には21回目の開催を迎えた。(2024年は会場の改修工事実施のため開催見送り)
▽花束スケーター→地元推薦枠→正式な出演者 3段階のステップアップが子どもたちの目標
久野委員長によると、愛知県の選手にとって名古屋フィギュアスケートフェスティバルで①花束スケーターになること ②地元の推薦選手枠で出演すること ③世界で活躍し正式な出演依頼を受けること―が3段階の目標になっている。特に地元のクラブに所属する子どもにとって、花束スケーターになることはその後の競技人生を大きく左右するという。「その年の大会の成績で上から順番に選んでいく。選ばれなかった選手たちは、刺激を受ける。『次は自分も選ばれるよ』『いつかは、ここの舞台に立ちたい』と。そういう形で、いろんな選手に影響を与えている」
名古屋フィギュアスケートフェスティバルで花束スケーターを務める子どもたち。左は坂本花織=2025年1月、名古屋市、日本ガイシアリーナ
全ての演目が終わり、花束スケーターとしての〝任務〟が完了した後に待っているご褒美が、出演者と手をつないでのリンク1周だ。「憧れの選手と一緒の氷に立って、同じ目線でいろんなものが見られる。声援を受けて、そういった立場に『自分もいずれなりたい』と思う。世界のトップスケーターと手をつないで同じ空間を滑るのは、経験したくてもなかなかできないこと。絶対にみんな覚えているんですよ、誰と手をつないだかって。何十年たっても覚えているので、小さい選手にとってはすごい刺激だったんだなっていうふうに思う」(久野委員長)
▽坂本花織、高橋大輔… トップ選手と手つないだ思い出は永遠
中村は高校時代、愛知・中京大中京に通いながら練習拠点の京都と往復する日々を送り、昨シーズンは初出場の世界ジュニア選手権(台北)で4位と飛躍を遂げた。今季(2月28日開幕・デブレツェン=ハンガリー)も代表にも選ばれ「今年は表彰台を目指して頑張りたい」と高みを見据える。決意の表れとして、新年初滑りの場に選んだのが「最も思い入れのあるショー」という名フェスだった。
女子で昨季、国際スケート連盟(ISU)の最優秀新人賞に輝いた吉田陽菜(木下アカデミー)や、今季のジュニア・グランプリ(GP)シリーズで2試合連続3位表彰台に立った岡田芽依(名東FSC)ら愛知県出身のホープも花束スケーターの経験者だ。2024年の世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得した上薗恋奈(LYS)は名フェスで見たトップ選手の滑りに憧れてスケートを始め、その後に花束スケーター、愛知県の推薦枠、正式な出演者とステップアップを果たした。
今回、地元の推薦選手として出演した榎本ミク(名東FSC)は「小学4年生の時に坂本花織選手(シスメックス)と手をつないでもらったことを、今でもうれしく思っています」とコメントした。2022年四大陸選手権で7位に入った横井ゆは菜さんは、高橋大輔さんとリンクを1周したという。今でも高橋さんに会う度に「私はあなたと手をつないで1周したのよ」と伝えるほど、忘れられない思い出となっている。
「名フェス」のフィナーレで手を振る(左から)鍵山優真、宇野昌磨、坂本花織、河辺愛菜=2022年1月、名古屋市ガイシプラザ
▽花束スケーター4年ぶりに復活 コロナ禍経て
ミラノ・コルティナ冬季五輪を約1年後に控えた今年の「名フェス」。冒頭のあいさつで久野委員長はこう述べた。
「新型コロナウイルス感染拡大後、花束の投げ込みが禁止となり、花束スケーターになれる機会もなくなりました。トップスケーターの演技を間近で見て、自分もいつか、出演者として、この名古屋フィギュアスケートフェスティバルで演技することが、目標の一つになっていたはず。そんな思いから、今回から花束・プレゼントの投げ込みを復活させました」
名古屋フィギュアスケートフェスティバルで花束を抱える坂本花織=2025年1月、名古屋市、日本ガイシアリーナ
4年ぶりの花束スケーター復活。その役目を担ったのは、愛知県大会で上位に入り、選抜された約20人の子どもたちだった。観客の視線が鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、坂本花織らトップ選手の滑りに向けられる中、未来の金メダリストを夢見る小さなスケーターは、それぞれの晴れ舞台に立った。
より多くの人に演技を見てもらいたいとの思いからチケット価格を抑えているため、派手な演出はない。それでも「ここから世界のトップスケーターへとつながっていく」と久野委員長。「金の卵」に名フェスのDNAは刻み込まれた。
※この記事は、共同通信のフィギュアスケート専門情報サイト「Deep Edge Plus」の連載コラム「フィギュア王国復権へ 愛知・名古屋の現在地」を再編集したものです。
手を振る名古屋フィギュアスケートフェスティバルの出演者ら=2025年1月、名古屋市、日本ガイシアリーナ
c 一般社団法人共同通信社
私はこの「花束スケーター」のお話を通じて、たとえスポットライトの当たらない役割でも、それが誰かの夢の入り口になり、人生を変えていくということを改めて感じました。
私自身、力士として相撲道を歩んできましたが、あの時、心を揺さぶられるような先輩の姿があったからこそ、今があります。
どの世界にも「背中を見せる」人がいて、「その背中に憧れる」若者がいる。そして、憧れがやがて努力となり、夢となっていくのだと思います。
ロータリークラブでも、地域の未来を担う若者たちにどのような“場”や“きっかけ”を与えられるかが、私たち大人の大事な役割だと改めて感じました。
本日は、そんな気づきをくれた記事を、皆さまと共有できたことを嬉しく思います。ご清聴ありがとうございました。
さて今週の一曲は「Hero」 / Mariah Carey(1993)をお届けします。
??誰もが心に“ヒーロー”を持っているというメッセージ。
「憧れの選手と手をつないだ日が人生を変えた」――そんな花束スケーターたちの経験と響き合います。

