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ワールド大阪ロータリーEクラブ
会長 辻江 正清(不動産管理業)
ロータリアンの皆様いかがお過ごしでしょうか?
明日、ワールド大阪ロータリーEクラブの恒例の靭公園の清掃の10回目です。
時間のおありの方がおられれば、9時に四ツ橋道理入り口付近に1,000円握りしめて
参加いただければ幸いです。
今回は、ユネスコの無形文化遺産に登録された組踊に関してお話していきたいと思います。
組踊(くみおどり)は、沖縄の伝統芸能であり、2010年にユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録されました 。この芸能は、せりふ、音楽、舞踊が一体となった歌舞劇で、琉球王国時代の1719年に、冊封使(さっぽうし)をもてなすために創作されたとされています 。演目には、三線(さんしん)を中心とした音楽、独特の抑揚を持つせりふ、そして優美で躍動的な舞踊が融合しています。特に「組踊を聴く」という言葉があるほど、音楽性が強いのが特徴です 。
組踊の伝承拠点の一つは、沖縄県浦添市にある国立劇場おきなわです 。ここでは、組踊の公演や後継者の養成が行われており、伝統芸能の保存と普及に努めています。また、組踊は、琉球舞踊などとともに、沖縄の文化振興に寄与しています 。
組踊は、演劇としての筋の展開とともに、音楽を楽しむものとされてきました。そのため、組踊の音楽は、三線を弾きながら歌う歌三線が中心で、登場人物の心情を切々と歌いあげます 。また、演じ手のせりふは独特の抑揚をもって唱えられます。
組踊は、国立劇場おきなわを伝承・公開の重要な拠点としており、現在、劇場の自主公演等を中心に、従来からの伝統組踊り保存会の公演と併せて、組踊の舞台公演は近年、充実をみせています 。また、劇場は、保存会と連携し、伝承者の養成事業を実施して成果をあげています。
組踊は、琉球王国の時代に創作され、以後、士族の子弟によって演じられましたが、明治以降は市井の舞台で演じられ受け継がれています 。そのため、組踊は、沖縄の伝統芸能の中でも、特に重要な位置を占めています。
組踊の演目には、例えば『万歳敵討(まんざいてきうち)』があります 。この作品では、謝名の子が父親を殺した高平良御鎖を討とうとする物語が展開されます。謝名の子と僧侶である弟の慶雲が協力して仇討ちを果たす様子が描かれています。このように、組踊は、史実や伝説に基づいたストーリーを、音楽と舞踊で表現する芸能です。
組踊は、沖縄の文化を代表する伝統芸能として、今後もその魅力を多くの人々に伝えていくことが期待されています。


ワールド大阪ロータリーEクラブ
SAA
角谷 智志(保険業)
SAAより、ワールド大阪ロータリーEクラブ第661回例会の出席報告をさせて頂きます。■会員総数:25名
■今週の出席:25名
■今週の出席率:100%
以上です。
幹事報告
ワールド大阪ロータリーEクラブ
幹事
小田 健二(求人広告業)
・各位メッセージボードをご確認ください。


ワールド大阪ロータリーEクラブ
中西 教之(自動車販売業)
スーダンの子どもたちと、私たちロータリアンの役割 ——見えない飢餓へのまなざし
皆さん、こんにちは。
本日は「スーダンの子どもたちと、私たちにできること」について、少しだけお時間をいただければと思います。
スーダンでは、2023年4月に始まった武力衝突が今もなお続いており、戦闘の拡大とともに、現地では重大な人道危機が静かに進行しています。
その中でも、特に深刻なのが「子どもたちの栄養不良」です。
いま、スーダン国内でおよそ320万人の5歳未満の子どもが急性栄養不良のリスクにさらされており、そのうち77万人以上が命の危険がある重度の栄養不良と診断されています。
スーダンで静かに進行する“命の危機”
報道されにくい、子どもたちの栄養危機と未来
スーダンでは20カ月以上にわたり続く紛争の影響で、深刻な人道危機が拡大しています。戦闘や避難民の急増といった「目に見える」問題の陰で、今まさに“静かに”進行しているもうひとつの緊急事態——それは栄養不良に苦しむ子どもたちの急増です。
現在、スーダンでは約320万人の5歳未満の子どもたちが急性栄養不良に陥るリスクにさらされており、そのうち77万人以上が、命の危険がある重度の栄養不良と診断されています。
医療アクセスの悪化、物資の不足、繰り返される避難によって、子どもたちは「食べること」さえ難しくなっています。保健施設ではユニセフが供給する栄養治療食「プランピーナッツ」により回復する命もありますが、支援が届かない地域では子どもたちが危険に晒され続けています。
さらに栄養不良は、一時的な問題ではありません。発育阻害や脳の発達遅延、学力・将来的な収入・社会貢献力の低下など、「その子の一生を左右する問題」なのです。
私たちにできることは何か?
ロータリーは「奉仕を通じて世界に変化をもたらす」ことを理念としています。
今、このスーダンの状況に直面して、私たち一人ひとりが問われています。
世界の子どもたちに“命と未来”を届けるためにできる支援は?
私たちがこの現実を“知り”、周囲に“伝える”ことの意味とは?
ロータリアンとして、持続可能な支援の仕組みをどう築けるのか?
ロータリーは、「奉仕を通じて世界に変化をもたらす」ことを理念としています。
このスーダンの現状に対して、ロータリアンとして私たちができることは何でしょうか。
- 現地の状況を知る
- 周囲にそれを伝える
- 支援が届く仕組みを考える
- 他国のロータリーとつながる
実は、私は数年前にウガンダのロータリークラブとのZoom会議に参加した経験があります。
アフリカのロータリアンが地元でどのように奉仕活動に取り組んでいるかを知る、とても貴重な時間でした。
今回のスーダンの件についても、もし現地にロータリークラブがあるのなら、こうした国際的な対話の機会を持ちたいと強く感じています。
◆ 最後に:まずは「関心を持つこと」から
「世界のどこかの話」ではなく、 「今この瞬間に、同じ空の下で起きていること」として受け止める。
それこそが、私たちの奉仕の第一歩ではないでしょうか。
そしてスーダンの課題は、アフリカ全体の可能性と課題に目を向ける入口にもなります。
アフリカはこれから経済的にも文化的にも注目される地域です。
私たちロータリアンも、その変化を支える立場として、関心と行動をつなげていきましょう。
ご静聴、ありがとうございました。

