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ワールド大阪ロータリーEクラブ
会長 辻江 正清(不動産管理業)
ロータリアンの皆様いかがお過ごしでしょうか?
先週土曜日に今年初めての靭公園のゴミ拾いにさんかしてまいりました。
参加人数が三人と少なかったのですが、これからももっと多くの人が参加していただけるように頑張っていきます。
また他の地域でも同じような事が広がっていってほしいと思います。
さて今回は、ユネスコ世界遺産に登録された石見銀山遺跡に関してお話していきたいと思います。
石見銀山遺跡と文化的景観は、2007年にユネスコの世界遺産に登録された日本の遺産です。この遺産は、江戸時代を中心に栄えた日本の銀鉱山跡と、それに関連する文化的景観を包括的に保護したものです。石見銀山は、現在の島根県大田市に位置しており、16世紀から19世紀にかけて日本のみならず、世界の銀市場にも多大な影響を与えました。
石見銀山の歴史的背景
石見銀山は、最盛期には世界有数の銀鉱山として、当時の日本経済と国際貿易に大きな影響を与えました。特に江戸時代において、銀の生産量は高く、その鉱山で採掘された銀は日本国内のみならず、オランダやポルトガルなどの西洋にも輸出されました。また、この時期には、石見銀山を中心に多くの鉱山技術や都市の発展もありました。
銀鉱の採掘方法は、当初は露天掘りや地下坑道で行われ、後に水車などの機械設備を導入して効率的な採掘が行われました。また、銀を精製するための精錬技術も進化し、近隣には鉱山町が発展しました。これらの技術や社会的な変化は、近代日本における産業の発展にも影響を与えました。
文化的景観
石見銀山遺跡には、鉱山そのものだけでなく、その周辺の「文化的景観」が含まれています。この景観は、銀鉱の採掘や精錬を支えるための生活の跡をも示しており、当時の鉱山町や農村集落、交通路など、地域全体が一体となって銀山の運営を支えていたことがわかります。
特に注目すべきは、「大森町」や「温泉津(ゆのつ)温泉」など、当時の鉱山関係者が住んでいた町並みや、銀山に至る道です。これらの場所には、古い町並みが現在も保存されており、江戸時代の雰囲気を色濃く残しています。
世界遺産としての重要性
ユネスコ世界遺産に登録された理由は、石見銀山が単なる鉱山遺跡にとどまらず、銀の採掘と精錬を支える周囲の文化的な構造を含んだ、歴史的な価値を有しているからです。石見銀山は、技術的、社会的、経済的な側面から、近代日本の発展に大きな影響を与えた遺産とされています。
また、周辺の自然環境との調和も重要な要素です。石見銀山は美しい山々や川に囲まれ、採掘活動と自然環境がどのように共存していたかを示す貴重な例となっています。
観光と保護活動
現在、石見銀山は観光地としても人気があり、遺産を保護しながらその歴史を伝える活動が行われています。大森町には、かつての鉱山の跡や古い町並みが見学できる場所が多くあり、観光客は実際に銀山の歴史を感じながら歩くことができます。
一方で、ユネスコの世界遺産としての登録後は、その保護と維持のための活動も進められています。具体的には、景観の保護や周辺の環境管理、さらには観光資源としての持続可能な活用が課題となっています。
まとめ
石見銀山遺跡と文化的景観は、ただの鉱山遺跡ではなく、その周辺の人々の生活や技術、経済活動との密接なつながりを持つ文化遺産です。これにより、石見銀山は世界的にも高く評価され、日本の産業や社会の発展に果たした役割を物語っています。
ワールド大阪ロータリーEクラブ
SAA
角谷 智志(保険業)
SAAより、ワールド大阪ロータリーEクラブ第641回例会の出席報告をさせて頂きます。■会員総数:24名
■今週の出席:24名
■今週の出席率:100%
以上です。
幹事報告
ワールド大阪ロータリーEクラブ
幹事
小田 健二(求人広告業)
・各位メッセージボードをご確認ください。
ワールド大阪ロータリーEクラブ
上松 岳史(警備業)
安全と安心を創造する警備の新しいかたち~ナインキューブ警備の挑戦~
皆さま、本日はお集まりいただきありがとうございます。
私は警備会社(株式会社ナインキューブ警備)を経営しております。
当社は、企業・施設・イベントなどに対する警備サービスを中心に、安全と安心を提供してまいりました。
“警備”というと、一般的には「トラブルや犯罪を防止する」という認識が強いかもしれませんが、実際には私たちの仕事はもっと幅広い領域にわたっています。例えば、施設内での巡回や来訪者対応だけでなく、最新のデジタル機器との連携、防犯カメラのモニタリング、そして地域コミュニティとの連携活動なども行っています。
こうした総合的なアプローチを通じて、私たちは “何も起きないようにする” だけでなく、人々の暮らしや企業のビジネスをスムーズに、そして安心して営める空間をつくることを目指しています。
当社の名称「ナインキューブ(9CUBE)」は、“九つのキューブ” を積み重ねることで “理想的な安全を創造する” という思いが込められています。具体的には、以下のような姿勢や方針を大切にしているからです。
人と技術の融合
- 熟練の警備員による柔軟な対応力と、IT技術・AI監視などの最新システムを組み合わせて最適な警備体制を実現。
地域連携とコミュニケーション
- 地域の方々、自治体、企業とも積極的に情報交換を行い、防犯意識の向上や共助の仕組みづくりを推進。
多様なサービスメニュー
- イベント警備、商業施設・オフィスビルの常駐警備、交通誘導、そしてオンライン遠隔監視など、顧客ニーズに合わせたサービスを柔軟に展開。
24時間365日のサポート体制
- 万が一の緊急事態や問い合わせにも即応できるよう、オンライン監視などを駆使して常にバックアップ。
人材育成とモチベーション
- 警備員としてのスキルアップ研修はもちろん、接客対応や外国語訓練なども行い、社員一人ひとりがプロとして活躍できる環境を整備。
しばしば私たちの仕事は「何も起きない」ことが成果とされます。そのため、私たちが普段どんなことをしているかに目が向けられにくい面があります。しかし、「警備の力」は、実は社会を下支えするうえで非常に重要な存在です。
トラブルが発生しない“安心”
- イベントや建物が円滑に運営されている背景には、未然にリスクを防止する警備員や監視システムの働きがあります。
地域コミュニティの絆づくり
- 商店街や自治体と協力し、夜間巡回や見守り活動を行えば、防犯意識が高まり、結果的に犯罪の抑止力となります。
企業リスクの最小化
- セキュリティが万全であれば、企業のオフィスや工場で従業員が安心して働けます。従業員の安全が守られれば生産性も上がり、顧客からの信頼も向上します。
ナインキューブ警備の取り組み事例
オンラインとアナログのハイブリッド運用
- 監視カメラや遠隔モニタリングだけでなく、人による巡回も併用し、「機械に映らない異常」を察知。
- 例えば、微妙な雰囲気の違いや、規定コース外の動きなど人の目でキャッチする独自の強みがあります。
地域密着型イベントのサポート
- 地域の夏祭りや商店街の催し物などで警備員を配置。交通規制や迷子対策にも協力。
- 「警備=制限」ではなく、安全を守りつつも参加者が楽しめる運営をサポートするのがこだわりです。
人材育成とキャリアアップ支援
- 社員の接遇研修やリーダー育成コース、さらには資格取得支援などを行い、個々が専門性を高められる環境を用意。
- 警備員の定着率を上げ、質の高いサービスを継続的に提供する仕組みづくりに力を入れています。
今の時代、防犯カメラやAIシステムの進化が進む一方で、人手不足や社会の高齢化など、警備業を取り巻く環境は大きく変化しています。ナインキューブ警備では、こうした変化をチャンスと捉え、テクノロジーの積極的導入や地域連携の強化を通じて、新しい警備の価値を創造し続けたいと考えています。
最後になりますが、私たちの仕事は“何も起きない”という成果が最も喜ばれる仕事です。裏を返せば、多くの人が気づかないところで多くの努力が必要となります。ナインキューブ警備の取り組みや姿勢を少しでもご理解いただき、これからも皆さまの安全で安心な暮らしやビジネスに貢献していけるよう努めてまいります。
本日はご清聴ありがとうございました。
さて今週の一曲ですが、Capital Citiesの「Safe And Sound」をお届けします。
警備業界の卓話にちなんで「安全で無事」というフレーズの曲です。
例会開催期間は、毎週金曜0時より、翌週の金曜0時までとなっております。