ゲストさん、ようこそ! (当クラブ会員の方はログインしてください)






ワールド大阪ロータリーEクラブ
会長 中西 教之(自動車販売業)
【マレーシアビジネスマッチングツアーがもたらした ロータリークラブのご縁】
さて、2度ほど私の自己紹介を交えたお話が続きましたので、
そろそろロータリークラブにまつわる御話をしていかないとだめですね。
実は前回と前々回の私の御話はロータリークラブの話題の導火線となっておりました!
気になる方は前回の例会の私のページをご覧いただけましたら幸いです
今回は 前回お話をしたマレーシアビジネスマッチングツアーからご縁いただいた
マレーシアのロータリークラブの御話をしていきたいと思います
実はこのマレーシアビジネスマッチングツアーは 当時クアラルンプールの旅行会社を
経営していた ERIC LAU 氏に宿の手配などをお願いしていました
彼も、このビジネスマッチングツアーの私の理念に共感していただき
共催で日本の中小企業とマレーシアの中小企業のランチ会なども開催しました
【マレーシアビジネスマッチングランチ会の様子】
【ERIC LAU氏と大阪にて】
このERI LAU氏から ロータリクラブに勧誘されました
たまたま、私の顧問税理士がこちらのEーCLUBのロータリアンだったので
はれてこちらのE-club world Osakaのロータリクラブに加入しました
そこからマレーシア訪問を重ねるた折に
クアラルンプールのロータリークラブに参加するようになりました。
【クアラルンプール LAKE GARDEN Rotary club にて】
【クアラルンプール Bandar Utama Rotary clubにて】
そして、訪問を重ねるうちにBandar Utama Rotary club から姉妹クラブのご提案がありまして
昨年の3月から 無事にマレーシアの Bandar Utama Rotary clubと姉妹クラブとなりました。
【Bandar Utama Rotary club Judy氏と姉妹クラブ締結のサイン】
ロータリークラブの奉仕の一つに国際奉仕があります。
ま、国際奉仕をとは?を語られるほどではないですが、
少しずつこれからもいろんな国と交流をしていければと思います。


ワールド大阪ロータリーEクラブ
SAA
永井 純(服飾企画・製造・販売)
SAAより、ワールド大阪ロータリーEクラブ第667回例会の出席報告をさせて頂きます。■会員総数:25名
■今週の出席:25名
■今週の出席率:100%
以上です。
幹事報告
ワールド大阪ロータリーEクラブ
幹事
木村 大二(建築塗装)
・各位メッセージボードをご確認ください。


ワールド大阪ロータリーEクラブ
上田 秀朗(不動産賃貸業)
ロータリアンの皆さん、こんにちは。今日は私のロータリー入会以来の疑問、「五大奉仕はクラブ組織論か?」について考えてみたいと思います。話がかたく退屈かもしれませんが、しばし、おつきあいください。これはまた、4月13日から4月17日に米国イリノイ州シカゴで行われた2025規定審議会にちなんだテーマでもあります。
五大奉仕とは、ロータリアンならだれでもご存知の、クラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、青少年奉仕のことです。標準ロータリークラブ定款(以下定款とします)では第6条五大奉仕部門ということになります。それによりますと、「ロータリーの五大奉仕部門は、本クラブの活動の哲学的および実際的な規準である」とあります。原文は、
Rotary's five Avenues of Service are the philosophical and practical framework for the work of this Rotary club.となっています。
the philosophical and practical frameworkをそれ以下に続く五大奉仕の説明全体の意味を考慮し「哲学的および実際的規準」としたのは名訳でしょう。しかし私が注目したいのはframeworkという単語です。frameworkは通常は枠組み、骨組みという意味です。クラブの組織や委員会を表す意味は本来含まれていません。
にもかかわらず、我々の先輩ロータリアンたちは五大奉仕に対応したクラブ組織をつくってきました。現在でもどちらかというと歴史のあるクラブに五大奉仕=クラブ組織をとっているところがみられます。しかし、これは現行の定款上も問題ないのでしょうか?
いえいえ、現行の定款ではクラブ組織が明確に規定されています。ではそれはどこか?第11条理事および役員および委員会第7節_委員会。ということになります。原文も
Section7_Committees.とありますので間違いありません。
第7節_委員会。本クラブは次の委員会を有すべきである。
(a)クラブ管理運営
(b)会員増強
(c)公共イメージ
(d)ロータリー財団、および
(e)奉仕プロジェクト
理事会または会長は、必要に応じて追加の委員会を任命できる。
しかも末尾に「例外。細則は第〇条第〇節に従わない規定を含めることができる」という但し書きがついていないので必須ということになります。ここまで言うと五大奉仕=クラブ組織論者は「すべき」の原文が「should」であるから義務ではなく任意を意味するとでもいうのであろうが、百歩譲っても強い推奨であることには違いない。
明記されたのが2016年定款からであるから、それ以降も五大奉仕=クラブ組織を続けることは定款に抵触することになるといってもいいでしょう。
この場合はクラブ自治権の出番ではない。クラブは、定款に反しない限り、また、定款に記載されていない事項についてだけクラブの自主判断に任せられているのである。
かくいう私が以前所属していたクラブも典型的な五大奉仕=クラブ組織であった。なぜ「赤信号みんなで渡れば怖くない」ようなことが続くのかと説明すると、聞いているほうは「ロータリーあるある」になってしまうかもしれません。
入会程ないころです。ベテラン会員がわざわざ私のところまでやってきて、お酒を注ぎながら「難しいことはおいおいでいいじゃないか」「君もそのうちロータリーがわかるさ」「ロータリーは親睦に始まり親睦に終わる」とささやくのです。ほんとうにそれに従っていると「ロータリって何?」ってなってしまいました。そういう日本人特有の同調意識の強いところでした。私はガイ・ガンディカーの「ロータリー通解」が会長必読の書と思い、就任前に読みましたが、私より10代さかのぼっても読まれたパスト会長はいなかったと思います。何かにつけて「うちは三度ガバナーを出した歴史と伝統あるクラブ」というのがパスト会長たちの口癖でした。私に言わせればガバナーになられた方は確かに優秀なロータリアンだったのでしょう。しかしそれ以降のパスト会長がすべてそうであったわけではない。
このようなクラブでは、パストガバナーが、あるいは複数回会長を務めたパスト会長が「五大奉仕がクラブ組織」と言っているからそれが正しいとなりがちなのです。
実はこれには何の根拠もありません。根拠は定款の中にこそ見つけるべきなのです。しかし、異議を挟む者はなかなか現れません。かくして不勉強がクラブの歴史と伝統になり、ロータリー情報は更新されなくなりました。あるパスト会長がCLP(クラブ・リーダーシッププラン)排斥を唱えてかれこれ10年以上が経過しました。
歴史あるクラブが、あるいはガバナーを出したクラブが、すべてこうなるわけではありません。例えば成田ロータリークラブの場合、パストガバナーが積極的にCLPの導入をはかり、定款第11条第7節に準拠したクラブ組織になっています。
2025規定審議会の様子(My ROTARYより)
さて、話は冒頭に戻りますが、2025規定審議会の議事録(2650地区PG刀根庄兵衛訳)を読んでみました。実に86もの議案が討議されていました。
議事録の中には採択はされなかったが、注目すべき日本からの提案がありました。それは2580地区東京本郷ロータリークラブからのもので、制定案25-80
奉仕部門を改定する件です。要約すれば「奉仕部門から国際奉仕、青少年奉仕を削除し、三大部門とする」というものです。結果は理事会付託となりましたが早々に結論が出ることがないでしょう。なぜ私がこの提案を面白いと思ったかというと、もし採択されれば、先に述べた定款第6条五大奉仕部門と第11条7節委員会との整合性が取れるからです。というのは私自身は定款第6条はロータリーの奉仕をわかりやすく整理した例示にすぎないと考えているからにほかなりません。
これについて鈴木一作2800地区PGが「What is Rotary?」の中で面白いたとえ話をしています。
「ロータリアンの医師らが開発途上国へ行って子供たちの無料診療をする奉仕活動の場合、これは職業奉仕、国際奉仕、青少年奉仕、社会奉仕のどれに相当するのですか?」この質問に対し、もしガイ・ガンディカーが生きていれば「奉仕を色分け(分類)することに意味がない」と答えるだろうというのです。
いずれも「ロータリーの友」バックナンバーから
1916年のガイ・ガンディカーの「ロータリー通解」によって、一般奉仕概念と呼ばれるロータリーの基本理念は確立したといわれています。そして現在の五大奉仕の前身、四大奉仕(クラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕)が、提案、承認されたのが、1927年のベルギーのオステンド大会です。ロータリー史上のこの二つのドキュメントの間にいったい何があったのでしょう?それは第一次世界大戦(1914~1918年)です。RIの前身全米ロータリー連合会が結成されたのが1910年、RIBIの前身ロータリークラブイギリス協会が結成されたのが1914年になります。ここでは便宜的に二つのRIという表現をしますが両者は対立していたわけではありません。
この二つのRIは大戦下で十分な交流ができず、半独立的に活動をすることを余儀なくされました。その間に生じた理念上のズレを修正する必要がありました。それがオステンド大会であったのです。2680地区PG田中毅のウェブセミナーによると、このオステンド大会でRI側は、統合を維持するために、RIBI側に大幅に譲歩したといわれています。この時イギリス人得湯の高い道徳心、倫理観がロータリーに持ち込まれたというのです。もちろん四大奉仕にも影響を与えています。
1921年アメリカ国外では初開催となるエジンバラ大会(My ROTARYより)
オステンドはベルギー王室の避暑地としても知られるリゾート地
イギリス人がロータリーを難しくしてしまったというつもりはありません。ロータリーの長い歴史の中でいろいろな考え方が入ってくるのは当然でしょうし、大きな組織をまとめるには崇高な理想も必要です。それらと同じようにCLP(クラブ・リーダーシッププラン)も導入されたのです。定款11条第7節はCLPの組織規定ということになります。試しに一般奉仕概念とCLPを直結してみてください。極めてシンプルなロータリー論が出来上がります。組織図上、クラブ奉仕以外の4つの奉仕は奉仕プロジェクトの下にぶら下げてしまえばいいのです。それで論理上は解決してしまいます。CLPとは、つまるところ、組織を簡素化し、ロータリー本来の目的に資金と人を集中する、選択と集中という考え方です。例えば青少年奉仕だけに特化したクラブがあってもいいわけです。こちらのほうは合理的でドライなアメリカ流の考え方といえます。
ただ、CLPを導入するには、四分五裂したロータリーの奉仕を一般奉仕概念のもとに再編しなきなゃならない。でなきゃ、少なくとも「ロータリーの樹」(2008年RI渡辺好政理事)の中での各奉仕のポジショニングを確認しなきゃならない。しかし、五大奉仕=クラブ組織論者はこれを嫌がる。何かパラダイムシフトのようなことが起こるらしいのです。
実は私は前のクラブの会長年度でCLPの導入をはかりました。ところが次の年度で完全に破壊されてしまいました。一番失望したのは国際奉仕の下に財団と米山を付けた組織図を見た時です。そもそも財団、米山はロータリー本体とは別組織であり、ましてや国際奉仕の中身ではない。奉仕(Service)と寄付(Donation)は峻別されるべきものです。あまりのリテラシーの欠如に、私は直前会長のまま本クラブへの移籍を決意しました。私個人の、ひとりのロータリアンの認識の問題だけであれば、どこのクラブにいても同じで、余計なしがらみのないEクラブのほうが都合がいいかなと思ったからです。
しかし、本クラブに来て驚いたことは、平均年齢が若い、そしてポテンシャルの高い方が多い、いつも顔合わせ例会では元気をもらって帰っています。
ご清聴ありがとうございました。私の尊敬する鈴木一作2800地区PGの講演動画を張り付けておきますが、前半39分、後半23分かかりますので、お急ぎの方は再視聴お願いします。

